タイ医学の歴史上の創始者は、シバコというインドから来た医師ということになっています。彼はブッダと交流を持っていた人物で、サンガというブッダを中心に形成された仏教僧集団の筆頭医師であった人物で「医学の祖」と言われています。タイマッサージの技術を霊感によって導き出しただけでなく、ハーブやミネラルに備わっている癒しの力をも発見しました。今日でも「father of medicine」として尊敬され、宗教的なセレモニーでも登場してきます。
仏教教典によると、シバコ(耆婆)は、ブッダの主治医であり「四部律」には、彼に関するエピソードが6つ書かれています。
このようにシバコの医療技術は今日でも通用するほど高いもので当時の仏教医学のレベルの高さをうかがうことができます。