JavaScriptとは? JavaといえばSun Microsystems社が開発したプログラム言語ですね。Script
とは、簡易言語のことで、プログラムのソースコードを自動的に実行できるプログラムの記述方法です。つまり、Javaライクなスクリプト言語ということになります。
そもそもは、Sun Microsystems社とNetscape Communications社が、Webブラウザ上などの利用に適したスクリプト言語を共同開発したものがはじまりです。
当時のWebブラウザは、ただ表示するだけの静的な表現しかできませんでしたが、これに動的機能を付加することを目的に開発されたものであり、いまでは主要なWebブラウザのほとんどに搭載されています。
がしかし、当初から各社の実装には微妙な違いが存在(いまでもそうです)し、使える機能や挙動が異なるといった問題があったため、現在では統一された規格が用意され、これに準拠して搭載されているものが増えてきました。具体的にはIEが独自に実装したJScriptは淘汰され、Javascript1.2および1.3の出現によりほぼ統一されたといってよいでしょう。
ただしJavaScriptを利用するにあたっても、ユーザービリティには充分留意する必要があります。たとえば、ソースを隠したいためだけに、右クリックをオフにすることができますが、ソースを表示する方法は他にもあるので無意味な上、ユーザービリティを下げるだけです。こういったものはほんの一例ですが、本章では、サンプルソースを記述し、どういったことが実現できるかということに主眼をおいて説明します。